山羊のメリーさん物語

メリーさんがこの谷に来て急ぎ畑にえん麦を作ったエンカムと言う土地の名前のある畑であるエンカムはここから車で5分の所にありすぐ先は海に落ちている崖で夕日夕焼けが美しく見えるススキがいっぱい生えていた所で切り払い乾いてから焼きはたの様に火を付けたら山に移る勢いになって山際の燃えるものを先に3メートル位押しやりそれでも火に突破されそうなのを葉付きの枝で叩いて消していたらサスケと云うおじさんがバイクで通りかかり助けてくれた消し止めた時は相方も私も顔は黒く煤け髪はチリチリに縮れていたこんな思い出のある畑にメリーさんの餌を植えた早く大きくなあれと願いを込めて。メリーさんは国道をゆっくり走る私達の軽トラを追い抜く車の窓から沢山の人達から手を振られてこの谷に着いた。好奇心旺盛に歩き回りこの草は好きこの木の葉は好きと教える様に口一杯に頬ばりしっかり私達の目を見てムシャムシャと音を出して食べる家の前に大きなアコウの木が股になっておりその先にクロンジュの乳白色の樹液を出す木がありその先は川に落ちているアコウの股に前足をかけクロンジュの葉を食べていて前足が先に滑りアコウの股に大きな腹が挟まった腹に子がいるので2人で必死に助けた、梅の木も好きで若い梅の木はとうとう坊主になり枝も折れて枯れてしまった、こっちをしっかり見て美味そうにムシャムシャやられると叱れないのです。