犬🐶のジミー君とこの谷に生きるもの達の物語5

初めてやけんと対面して悔しかったのだろう私達が知らぬ間に自分のロープを噛み切り森に入った。私達はずいぶん探した。一週間位して鶏小屋の向こう側の獣道からワンワンドヤドヤと騒ぎながらグループが降りて来る。もう早くからわかっていたので2人で迎え打つ様に待っているとジミー君が先に逃げて来てモジモジグループが追いかけて来る私達が大声で怒鳴るとモジモジグループは引き返したジミー君が追うのでジミー帰って来いと云うと目をしょぼしょぼさせ体も低い姿勢で相方の前に来た太くしたロープをジミー君の首輪に付けた、しばらくして又そのロープを噛み切り飛び出した10日位してヨタヨタと帰って来た腹を噛み切られていた廃屋のオエンの下の土に窪みを自分で堀その中に入り傷口をなめ続ける徐々に傷口は塞いでいったその間は私達が近づくと威嚇するので餌と水を近くに置く事だけしたよく食べるので安心する。傷口が良くなって椿の木の下にいたり犬小屋で眠ったりして過ごすのいぬも野犬も以前の様にのう天気にやって来ることはなくなり慎重に先攻のふじ子ちゃんやモジモジが来てもジミー君が吠えれば他の犬は姿を見せず先攻も帰っていく森にでていってのジミー君の働きがそうさせるのだろう。
ジミー君の椿の木はいっぱい花が咲く早春の雑草の芽生えの上にポトリポトリ落ちる花に太陽☀の光が当たり赤ビカリして美しい、漁村の子供達がこの花を目指すように毎年遊びに来て椿の木に登って蜜を吸い遊ぶジミー君は野犬と戦う様な荒い犬🐶なので子供には危ないと思い離れた山の中に繋いだ子供達にも近づかないようにと注意したしかし子供達は少しずつ近づいて行って顔や背中を撫でてやっているジミー君はしっかりおすわりして微動だにしないそして子供達はリードで散歩を始めた子供達にピタッとついて走ったりせずトコトコと歩いている街で飼われているペットの様で、猫かぶりかそう有りたいのかジミー君の心はわからないがそれわ可愛い風景だった。