お題(紅葉)

牧歌的な草原が広がりその奥には森もっと奥には飯豊連峰、そのすべてが真っ赤になる見渡す限りが真っ赤に燃える草1本1本茎まで赤くなる側溝に豊かに水が流れていて枯れることはないその水まで写って真っ赤になるそれはそれは見事に真っ赤になる、この風景が自分に起きた辛いこと恨みごと苦労が全部溶けてゆるせるんだとおばあさん。飯豊から喜多方の方に下山して民宿に泊めていただいたおばあさん👵の話である、私は下山中焼き肉が食べたい食べたいと思って体中が焼き肉の味とにおいとけむりで充満していたのですが真っ赤な清流と一緒に下の方に流されて行きました。翌朝駅までのバスに乗り合わせた1番後ろの椅子に前からの友達みたいに3人で座った、下に帽子が落ちていた3人の目があっち行ったり帽子に来たりしているうちにおばあさん👵が明日の朝の新聞配達にこれかぶりたいと言って頭に乗せバス🚌の揺れとは違うリズムで体を動かしている。暗黙の了解。紅葉の時にまた来いよと言って駅で別れて行った。