2020年半ばを過ぎて。

私の周りは季節がゆがむ、ずれる、ピッタリの言葉が見つからない。まだ掴みきれないこともあるでしょう。例を上げると冬去年の11月頃が一番寒くその後は雪もあられも降らなかった。その前の冬は大した降雪量ではないが30センチ位を最高に降ったしあられはよく降った。こごえることもなく過ぎた冬、こごえることもなくの冬が春まで続き椿の花が数輪しか咲かなかった。ビワと梅の花は季節道理に咲いたが桃の花は蕾のままで山桜が咲きだしてしばらくして桃も開き始めた、桃と桜が同時に咲いているのを見るのは初めて。桃の花は何を感じ取って開くのを待っていたんだろう。

コロナウイルスが出てきて心配して気を取られている間に蜜蜂達は分蜂の時期を迎えていた。去年は逃亡だけでなく合併も繰り返し巣箱は6つまでに減っていたので私は一つも分蜂は見逃さず新巣箱に取り込むつもりでいた、4月も終わりの頃やっと勢いのある巣箱から女王の分蜂があった、1ヶ月遅れだ。今までの常識本の情報は裏切り、全然分蜂は少なかった、さんざん遅れたある巣箱は元巣箱から分蜂して近くの木に固まったのを新巣箱に取り入れて新しい場所に置く、30分もすると全部出て来て元の巣箱に帰る。次の日も分蜂して同じ場所に固まり、新巣箱が気に入らなかったかもと思い別の新巣箱に取り入れたがまた元巣箱に戻って新巣箱は空っぽ。それからは一度も分蜂行動をせず、元巣箱は蜜蜂がいっぱいでどんどん蜜を貯めるので、湿度が高いときは蜂蜜は摂らないんだけど、重箱が高くなると風がキツイときがあるので思い切って採ってみた。春がゆっくり長かった分雑木林の花も咲き続けいたのを裏付けるように黄金色に輝くきれいな蜜がたくさん採れた。ただ予想した様に糖度が75%と低く、この事は残念でした。蜜蜂達は何を感じ取っているのだろうか。

梅雨は大雨で農園の脇の小さな川が溢れた。今までにそんな事はありませんでした、裏山は低くいく筋も谷を持っているので今までは小さな川でよかった、これからは大きくしなくてはいけない。

大雨で山に何かあったのかイノシシが電柵のスキをついて入ってきて畑を荒らす、とうとう作物が全滅に近くなった。私はイノシシ🐗と住み分けて暮らして来たと思っているけど。これから少々の攻防戦があるだろうけど以前の様に住み分けて暮らしたいとせつに願っています。